CHANEL/プルミエールについて
プルミエール。
1987年にデビューしたCHANEL初の腕時計。
プルミエールという名前は「一番の・最初の」という意味があるそうです。
シャネルの時計の中でもアイコニックな存在ですね。
特徴的な8角形のケースは、パリのヴァンドーム広場や香水「No.5」のボトルストッパーの形状からインスピレーションを得たデザインです。
インデックスのない時針と分針だけのシンプルさは、シャネル創業者の理念であった「女性の自立・解放」というテーマを色濃く反映しているとも言われています。決して時間を読み取りやすいデザインではありませんが、そこには「時間に縛られないで」というメッセージが込められているそうです。
2022年には待望の復刻モデルも登場し、ヴィンテージのプルミエールも人気が再燃しています。
人気の高い時計だけに、当社でも電池交換・オーバーホールや革紐の交換など、修理のご依頼を多くいただいております。
「娘にあげたいのでメンテナンスを」「母から貰ったので使えるようにしたい」
とご相談をいただく事も。世代を超えて引き継がれていく物って素敵ですよね。
私達も修理・メンテナンスという形でその想いのお力になります。
プルミエールと言えばゴールドカラーのケースとチェーン、黒い革紐が編み込まれているモデルを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は種類が豊富です。
素材違いやカラフルなモデルなど限定モデルも含めるとかなり多くのバリエーションが存在します。
好みに応じて自分に合う一本を選べるという所も幅広い層に受け入れられる理由でしょうか。
また、創業者であるココ・シャネル(ガブリエル・シャネル 1883-1971)の想いに共感しながらプルミエールを選ぶ方もいらっしゃるようです。
ブランドの創業者、デザイナーとしてだけでなく、一人の人間としても魅力的な存在だったココ・シャネル。
時代は違えどその生き方に憧れる人もいるのではないでしょうか。
そんな彼女の半生は映画にもなりましたね。
※2009年公開の映画「ココ・アヴァン・シャネル」・・・ストーリーはブランドの成功を描くというよりはココ・シャネル個人の生い立ちやロマンスを中心に、その人間的な魅力を感じられる内容になっていました。
シャネルについては、別の見方をした書籍やドキュメンタリーなどもあり、それもなかなか興味深い内容になってます。
永く身に着ける物は、その歴史や背景なども分かると一層愛着が湧いたりします。
CHANELに限らず、自分の愛用しているブランドや興味のあるブランドについて調べてみると面白いですよ。
名品と呼ばれる物にはとても多くのストーリーが存在します。深掘りするとますます好きになるかもしれません。
今回は当社でも修理の依頼、お問い合わせの多いCHANEL/プルミエールについてお話させていただきました。
お気に入りの時計との長いお付き合い、応援します。お困り事がありましたら是非ご相談下さい。
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