時計のガラスが曇ってしまったら(腕時計の水入りについて)

[記事公開日]2021/07/20

この時期、特に多いお問い合わせが『時計のガラスが曇ってしまう』というもの。

ガラスの内側が白く曇り、視認性を損なってしまいます。。

内側に発生した曇りなので拭く事もできず、困りますよね。

その原因は。

時計内部に水が浸入し、その水分が温度変化で蒸気となりガラスに付着しているのです。

基本的に腕時計は身に着けるものなので、最低限の防水性を備えているものがほとんどです。

※一部非防水のお時計もあります。

水の侵入に関してはその防水性を超えた水圧にさらされた場合や、経年により防水性が低下している場合、または水に濡れた状態でのリューズやボタンの操作などが原因として考えられます。

そして一度内部に侵入した水分は自然に外部へと出ていく事はありません。

放置しておけば内部で錆が発生したり、部品の劣化が進みます。

 

その為、時計内部に水が入ってしまった場合は早急に処置が必要になります。

時計の分解、洗浄、注油のやり直しが必要になる事からオーバーオールでの処置となります。

合わせて時計の防水性の確認、確保も必要になりますが、ケースや裏蓋の劣化が原因で部品の交換を要する場合、部品の供給が終了しているモデルは修理不可、又は非防水での仕上がりになります。

当社でも部品の調達が不可能なモデルに関してはメーカーでの修理を紹介させていただいたり、修理ができずそのまま返却となってしまう場合があります。

一部ケースや裏蓋の腐食・劣化に関して修正が可能なモデルもありますので、お見積りの際にできる限りの選択肢を提示させていただきます。※非防水でも動く状態に戻したい、などの要望にもできる限り対応致します。

 

このような事態を招かない為にも、お使いの時計の防水性や現在の状態を確認し、正しくご使用いただく事が必要です。

防水性・・・時計のスペック(防水性能や機能)については、説明書をご覧いただくか、各メーカーや代理店にお問い合わせ下さい。

メーカー修理・・・メーカー見積後のお客様都合によるキャンセルに関しては、キャンセル料が発生します。(メーカー送付前にご案内致します。キャンセル時はキャンセル料+返送時の送料をご負担いただきます)

 

〇お問い合わせは無料の概算見積り依頼フォームから、お気軽にどうぞ↓

概算見積り依頼フォーム